SUS304 CNC加工
SUS304 CNC加工
SUS304は最も広く使用されているオーステナイト系ステンレス鋼であり、優れた総合特性で知られています。焼鈍状態では、引張強度520~1035MPa、降伏強度≥205MPa、伸び≥40%、硬度≤187HBを示します。また、優れた低温衝撃靭性を備え、極低温(-196℃まで)においても良好な延性と靭性を維持します。材料自体は非磁性ですが、冷間加工後に弱い磁性が現れることがあり、これにより硬度と強度が大幅に向上することもあります。
機械的特性
引張強度(σb):520~1035 MPa
降伏強度(σ0.2):≥205 MPa
伸び(δ5):≥40%
硬度:≤187 HB(ブリネル硬度)
衝撃靭性:低温域で優れた性能(-196°Cでも延性を維持)
加工硬化:冷間加工により強度が大幅に向上(例:冷間圧延後、硬度はHRB 92に達する)
物理的特性
融点:1398~1454°C
熱伝導率:100°Cで16.3 W/(m·K)
熱膨張係数:17.2 × 10⁻⁶ /°C (0–100°C)
抵抗率:20°C時 0.73 × 10⁻⁶ Ω·m
磁性:非磁性(焼鈍状態)、冷間加工後は微弱な磁性を示す場合あり
用途
SUS304は、食品機器、化学容器、医療器具、建築構造物、その他高い耐食性と靭性が要求される用途に最適です。
最終更新日: Sep 30,2025